ハーネス製造工程の全解説:撚り線から完成品までの8つの工程
第一工程:撚り線切断
設計図面に基づき、電気用撚り線を指定の長さに切断します。この工程では専用の切断機を使用し、各撚り線の長さを精密に管理(誤差±1mm以内)するとともに、切断面の平滑さを確保します。これにより、後続工程の安定性が担保されます。
第二工程:編組
編組機を使用して切断済みの撚り線を束ね、ハーネス形状に整えます。この際、芯線の配列ルールを厳守し、外観の整った合理的なレイアウトを実現します。これにより、絡み線による性能低下を防ぐとともに、機械的強度と美観性を向上させます。
第三工程:樹脂成形
編組済みハーネスを射出成形機にセットし、高温高圧で保護用プラスチック被覆を形成します。成形後のハーネスは機械的強度が飛躍的に向上し、防水・防塵・耐摩耗性などが付与され、製品寿命が大幅に延長されます。
第四工程:被覆剥き
空圧式ストリッパー等を用い、SOP(標準作業手順)に従ってコネクタ部分の絶縁被覆を精密に剥離します。剥き長さは線径に応じて厳密に管理(誤差±1mm以内)し、導体表面を傷つけないよう注意しながら、端子との確実な接続を保証します。
第五工程:端子圧着
剥き出し導体とコネクタ端子を専用圧着機で接合します。端子変形量・圧着高さ/幅・引張強度など各パラメータを専門測定器でリアルタイム監視し、規格適合を確認します。
第六工程:ハウジング組付け
圧着済み端子のロック方向をハウジングの溝と一致させ、確実に"カチッ"と音がするまで挿入します。挿入後は軽く引っ張り、確実にロックされていることを確認します。この工程では設計図面を厳守し、誤配線による機能不良を防止します。
第七工程:導通テスト
専用テスターでショート・断線・誤配線・接触不良・絶縁不良など包括的な検査を実施します。全項目が合格基準を満たしたもののみを次工程に進め、電気的可靠性を保証します。
第八工程:包装・出荷
シーラーとバンド掛け機で完成品を規格包装します。シール部の平坦さとバンドの締め付け強度を確認後、ロット番号・規格別に分類保管し、トレーサビリティを確保します。
(注:専門用語はJIS規格に準拠し、製造現場で実際に使用されている表現を採用しています。各工程の品質管理ポイントを明確に記載することで、日本市場向けの技術文書としての信頼性を高めています。)
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